【50代夫婦のアイルランド旅行記⑤】花嫁はスプレー・タンで小麦色。
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アイルランド旅行4日目。
今回の旅の目的は、アメリカ人の旦那の姪っ子の結婚式に出席すること。
結婚式の前日、男どもは男だけで、朝からゴルフに出かけました。
残った、花嫁、花嫁の母、花嫁の妹(白人アメリカ人)は、肌を焼きに行きました。
めでたし。めでたし。
てかっ!
アメリカ人の美肌感覚
アメリカやヨーロッパの白人と呼ばれる人々の多くは、
日焼けした肌がセクシーで健康的だと思っている。
日本は「美白」教を信仰している人が多いので、
「キレイな白い肌をわざわざ焼くなんて・・」と思ってしまうかもしれませんね。
ある調査によると、アメリカ人女子大学生の59%が室内で日焼け施術(日焼けサロン等)を1回以上受けたことがあるそう。
1920年頃までは、白い肌が富の象徴で、日に焼けた肌は労働階級者であることを証明していた。
それを変えたのは、「シャネル」の創設者「ココ・シャネル」。
彼女はカンヌにクルーズで出かけ、日焼けして帰り、こう言ったと言われている。
「私は、やりたいと思ったことをなんだってする。ヨットで日傘!?いらないわ。」
この時から、健康的な小麦色の肌が、「自立した女性」の象徴になったわけだ。(要約)
POPSUGAR “Why Is Tan Skin Associated With Beauty in the United States?”
By Morgaine McIlhargey
とまあ、歴史的、社会的に解説すると大げさに聞こえるだけど、
日本人が、あまり深く考えず「美白、美白」と叫ぶように、
アメリカ人も「タン、タン(tan(褐色))」と叫んでいる。
まあ、そのことについて知ってはいたのだけど、「ここまでとは!」と思うことが起きた!
花嫁が、「日サロに行く」というのだ!
そして、それを聞いた、花嫁の母と妹も一緒に小麦色の肌を手に入れるといいだした!
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いくらなんでも、わざわざ純白のドレスに小麦色の肌でなくても・・・。
マリンスポーツ好きかなんかで、もともと日に焼けている人なら、
それもまたカワイイと思うけど、私には不可解。
それも今回は、蛍光管などで焼くのではなく、特殊な液をスプレーで吹きかけて小麦色の肌を得る作戦。
最近は、皮膚がんも怖いし、スプレーの方が手軽で、色も変えられるので主流になりつつあるそう。
スプレータンニング
スプレータンニング(Spray tanning)は、スプレーで特殊な塗料を体に吹きかけて、小麦色の肌を手に入れる方法。
主成分は、ジヒドロキシアセトン。
肌にダメージを与える紫外線を浴びずに塗るだけで皮膚を褐色に変化させ、安全に日焼けしたような肌を作り出すセルフタンニング、サンレスタンニングの着色化粧品の成分です。
一般社団法人日本化粧品協会
吸湿性のある白色の粉末で水やエタノールに溶けやすいです。
サトウダイコンやサトウキビから精製するか、グリセリンを酸化させることにより作られます。
塗ると皮膚の上層のみですぐに褐色変化し、水洗いでは色落ちせず、ターンオーバーが進むことで、数日程度で剥離し薄くなっていきます。
自分でスプレーを買って吹きかけることもできるが、
全身を均一に吹きかけるのは難しく、サロンでやることが多いよう。
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私も勧められたが、なにせこのゴールウェイという町、日本人や中国人系のアジア人をあまりみかけない。
ということは、サロンの人も東洋人に対して経験値があまりないかもしれない・・。
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初代ウンパルンパ(*1)のようにはなりたくない!
ということで、私は遠慮した。
*1(1971年に制作された映画「夢のチョコレート工場」に登場。「チャーリーとチョコレート工場」はその映画のリメイク)
しかし、スプレータンをして帰ってきた3人。
ほっとしたことに、私が想像していたほどには黒くならずに戻ってきた。😂😂
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一番右端が、アレルギーを恐れて、スプレータンをしなかった妹。
比べると違いがわかるけれど、個々に会うと気が付かないレベル。
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必要なん?
とも思ったが、
花嫁自身が満足しているし、
花嫁の母も娘と新しい体験ができて嬉しそうだったので、万事OKなのだ!
結婚式のリハーサル
スプレータンをした後、教会で結婚式の打ち合わせを終え、
パブで前夜祭のようなものがありました。
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通常は、教会で近しい親族や友人とで結婚式のリハーサルをした後、
リハーサルディナーという会食がある。
私の時は、ちょっぴり改まったレストランでした。
今回は、アメリカ本土からアイルランドへ、たくさんの友人が来てくれていたこともあり、
全員を呼んでパブで軽食をとるタイプ。
関係のないお客さんもたくさん来ているなかで、飲めや歌えの大騒ぎ。
ただでさえ、英語がうまくない私。
積極的に話しかけるものの、
大音量の音楽と人の声で、私の英語は理解してもらえず、相手の言葉も聞き取れず・・・。
そんな中、花嫁の母方の祖父が私の心の友となりました。
(みんな、私たち3人をどう扱うべきか困っている・・・)🤣🤣🤣
まあ、酒があるから大丈夫。
この日も、飲みまくって一日が終わりました、とさ。