私が特許翻訳者をやめた理由③

3つ目の理由は、 自分自身と家族に色々な変化が現れたため。

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①50歳になって現れる数々の体調不良

 自分自身の体調に変化が現れました。初めに言っておきますが、生死にかかわるようなことは起きていません。

 まず、視力。ずっと1.2以上の視力を維持してきた私にとって老眼はショッキングなものでした。

 それから、免疫力の低下。2019年1月にインフルエンザになりました。締め切りが迫っていたため、頓服を飲みながら間に合わせようとがんばりましたが、1週間頑張っても熱が下がる気配はありませんでした。朦朧とした意識の中で翻訳の品質にも自信がなくなり、15年間のフリーランス生活の中で初めて期限の延長をお願いしました。

 腰痛等の節々の痛み、更年期、健康診断に引っ掛かり続ける日々。

 単純に体力の衰えを感じるようにもなりました。「頑張って今日はここまでしよう」と思っても、夜11時を過ぎると瞼が重くて、気が付くとキーボードのスペースキーが10行ぐらい押されているということも。

②親の介護

 子育ての終盤を迎えつつあるのですが、父が2年ほど前から調子を崩し、私は週1で実家通いを続けています。母も頑張ってくれているのですが、突発的に呼び出されることもあり、「期限ぎりぎりに呼び出されたらどうしよう」と気が気ではありません。

 幸運にも長生き家系ですので、10年ぐらいは頑張ってくれるはずですが、通いの頻度が下がるという事はないでしょう。フリーランスゆえになんとか時間をやりくりしていたのですが、時間調整ができることがあだとなり、自分の体調にしわ寄せがきてしまいました。

 以上、3回に分けて辞めた理由を述べましたが、一番の理由はもちろん一つ目。あとは、言い訳みたいなものです。ただ、働くことは好きだし、英語も好きなのでもっと勉強したいし、特許翻訳をしていたが故にできなかった英語とのかかわり方を模索中です。さて、なにができるかな?楽しみです。

50女の心得

翻訳はやめたけど、英語が読めることに感謝!世界の広がり方が違います。

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