【90歳の父がコロナ感染!】施設感染・入院拒否・自宅軟禁?これが日本の現状なのね。

タイトル通り、90歳になる父がコロナに感染しました。

といっても、今年、2022年2月のこと。

3ヶ月経ち、今も元気です。

父、コロナ感染する!

2022年2月といえば、第6波が猛威を振るっていた頃。

毎日少しずつ感染者数が減ってきていた2月下旬だった。

そんな時期であっても、介護に休息はない

デイケアショートステイの組み合わせで、

何とか母も平静を保っていた。

そんな中で、3泊4日のショートステイに出かけた父。

最終日に電話☎️📞がかかってきた。

すみません。施設で感染者がでました。これから全員にPCRテストをおこないます。結果は明日になります。帰宅についてはテスト結果が出た後に判断します。

「それは大変だ!」と思っていたが、テスト結果は陰性

父も元気に帰宅し、家族一同むねをなでおろした。

その二日後、施設の人が「県の要請でPCRテストは2回必要」ということで、

自宅まで検査をしに来てくれた。

「それだったら、2回目終わるまで施設で預かってくれたらいいのに・・」と、何となく不安が横切った。

翌日でた結果は、案の定

陽性

えっ!?もう、85歳の母と3日間も一緒に過ごしているんですけど・・!!!😱😱😱

父、病院に救急搬送される!

陽性がでた結果、父と母は隔離期間に入ることとなった。

その晩から、父も発熱し、38度に達した。

本人は特に思い症状を訴えていたわけではなかったが、

私も姉も手伝いに行くことができないので心配は募る。

年齢を考えると急変する可能性もある。

母と電話でやりとりし、救急車🚑を呼ぶことにした。

ここからは、母から聞いたはなし。

救急搬送されたものの、コロナ感染者なので病院内には入れず

救急車の中に医師がやってきた。

その総合病院には父も何度かお世話になっており、父のカルテがある。

以前、入院した時、せん妄(一種の錯乱状態)をおこされてますね。これって慣れない場所で起こりやすいんです。熱もそれほど高くないし、ご自宅で療養されるのがいいでしょう。

母は自宅で急変することを恐れて

私も発熱するかもしれないし、一人では心配。入院させて欲しい

と食い下がったが、却下

そのうえ、病院から自宅までは自力で帰れという。

ただし、タクシーや公共交通機関は使ってはいけない

他の家族とも接触しないようにと言う。

じゃあ、熱のある90歳と85歳に1時間の道のりを歩いて帰れというのか!!!

怒り心頭の母は怒鳴り散らし、

「今回だけ」ということで、救急車に家まで送ってもらえたと言う。(そりゃそうでしょと思うが、感謝です)

しかし、近親者が感染して、日本の実情がわかるとは・・・。

38度の熱がある90歳コロナ感染者に、

何の治療もせず(治療法はないけど、せめて「一晩泊まって様子を見る」とか…)

1時間の道のりを歩いて帰れと言う。

ここは、電気の通らないような山深い未開の地ではありません。

日本です。

逆に言うと、「コロナになりましたけど、それが何か?」という時期に入っているのかもしれない。

母、爆発!

それでも母はがんばった

幸い、父の熱も2日ほどで下がり母にも症状はでなかった

私と姉が食料を届け、なんとか3週間の隔離期間が終わった。

しかし、その時にはすでに母の精も根も尽き果てていた

父が週2回のデイケアに行き、自分も気晴らしショッピングに出かけていた頃でも、我慢できなかった母。

3週間みっちり二人だけの世界なんて、想像すると私だってキツイ

もう無理!

と爆発した。

その後、すったもんだした挙句、

父はその後、1ヶ月のショートステイを経験することとなった。

父の運の強さを喜ぶと同時に、

本格的に「100歳」を視野に入れての介護計画が必要だと思う今日この頃。

50女の心得

国がやってくれることと、自分ができることを把握しよう。

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