⑦黄斑上膜。手術から1ヶ月。
2021年1月に黄斑上膜を取り除く手術および白内障の手術をして1ヶ月が経ちました。
術後の経過と、1ヶ月検診の様子をお話ししま~す。
合わせて読みたい。
①ゆがんで見える!黄斑上膜(前膜)
自分が黄斑上膜だと知ったいきさつ。
②黄斑上膜の乗り越え方
気持ちで乗り越えようと思った頃。
③黄斑上膜...手術?
先生から手術を勧められた日。
④黄斑上膜・・・やっぱり手術するぞ!でも不安。
手術のために、大きな病院に転院。
⑤黄斑上膜。手術1ヶ月前までにすること
手術前にすることをまとめてみました。
⑥黄斑上膜。いよいよ手術。
手術の日と、その後1週間の経過観察。
術後経過
術後1週間は、手術をした大きな病院で検診をうけていましたが、最後の検診で問題がなかったので、もともと通っていた地元の眼科に戻ることに・・・。
術後にいただいた2種類の目薬はまだ残っているので、朝昼晩とさし続けてます。
眼の赤みも10日後ぐらいにはすっかりなくなり、痛みもありません。
しかし、それと同時に、手術の効果(1?)についてわかるようになりました。
変化1:歪み
黄斑上膜は、眼球の黄斑と呼ばれる所に膜が張り付き、張り付いた膜にシワが寄って見え方が歪んでしまうことに問題があります。
その膜を取り除く手術をしたわけですが、長い間、眼球内壁に張り付いていたので、そのシワが眼球にも残ってしまいます。
だから、手術しても歪みは残り、数か月、数年かけて眼球が伸びていくのを待たなければなりません。また、一度ついてしまったシワは完璧に伸びることもないとも言われています。
一カ月たって私の見え方はこんな感じ。
わずかですが、歪みが減ったような気がします。
変化2:にじみ
にじみも以前からありました。これも黄斑上膜のシワが原因だと思います。
そのにじみがなぜかひどくなりました。
テレビの隅に書かれている時計の時間が、右目では何時なのかわからなくなってしまいました。手術前は見えていたような気がする・・。ううう~ん。
変化3:見え方
これは、白内障の手術でレンズを片目だけにいれた影響だと思いますが、片方の目を隠して物をみると明らかに見え方が違います。
もちろん、右と左では物を見る時に距離や角度が違うので誰でも見え方が違いますが、以前とは比べ物にならないくらい違います。
こんな感じです。
上記の図は少々大げさに描いていますが、手術した右眼の方が少し右上がりで、なおかつ少し大きく見えます。
また、遠くを見ると上下方向に差があります。山を見ていても左眼の方が高く、右目の方が低い。両眼で見るとたかっさの違う山が半透明状態で重なって見える。
空に飛ぶ鳥も上下に2匹見えます。神経を集中してみると何方かに統合されたりもしますが、それをずっと維持するのは難しい。
あああああ、しんど!
変化4:色
これも、白内障の手術の影響だと思いますが、片方の目を隠して物をみると物体の色が違います。
手術をしていない左目は白っぽく、レンズを入れた右目はオレンジっぽく見えます。
まとめ
歪みは少し良くなりましたが、にじみがひどくなりました。
そして、見え方と色が両方の目で違うため、全体像を見る時の違和感はひどくなりました。
黄斑上膜になって、外を歩いている時などに、自分がスクリーンの映像を見ているような錯覚に陥ることがあったのですが、それが更に顕著になって、グワングワンします。
脳みそが必死で修正しようとしているのがわかります。
1ヶ月検診
上記のような状態で、かかりつけの眼科に行きました。
視力検査を受けると、手術をした右目が0.6、手術をしていない左目が1.2。
意外なことに、手術1週間後にした視力検査より0.3もよくなっていました。しかし、手術をしていない左目も0.2あがっているので、これは単に、検査技師の力量の違いのような・・・。
先生、歪みは少しましになったような気がするんですが、にじみがひどくなりました。見え方も違うし、色も違うし、前より悪くなった気がします~!
歪みやにじみは、シワの寄った部分が伸びていくのを待つしかないです。日に日に良くなるというよりも、1カ月単位で少しずつ良くなる感じですね。気長にね。
見え方については、レンズを入れたのでそうなってしまいます。そのうち慣れていきますよ。
色については、右目は白内障の手術でクリアになったからでしょうね。左目の方が濁っているのよ。
見え方も色についても、慣れるのを待つしかないわね。
・・・という返答でした。果たして本当に慣れて、以前より見やすくなるのかわかりません。
ただ、現在わかっていることは、術後1ヶ月の時点では、術後より悪くなっているということだけです。
それも、50代で老眼が入ってくるまでは視力1.2をキープしていた女の話なので、個人差はあると思います。あくまで参考程度に受け取ってください。
だから、黄斑上膜の手術をお勧めするか、しないかについては、まだ結論がでないし、個人差があるのでなんとも言えません。
50女の心得
後悔先に立たず。必ず道は開けると信じよう!
グーグルの検索から立ち寄らせていただきました。
何年か前の記事にコメントして申し訳ないですが、その後の経過はいかがでございましょうか。
そこそこ生きていると厄介なことがあるものですね。
うつろさま
コメントありがとうございます!
その後なのですが、2021年11月のブログ「アラフィフ、お肌も曲がり角だけど、目も相当きてます・・・。(黄斑上膜からの複視)」にも書きましたが、複視に悩まされています。
運転中に遠くの停止線が二重にみえたり、本を読んでいても行がわからなくなったりします。
黄斑上膜については、先生からも「きれいに膜ははがれている」と言われています。
ただ、2年たった今でも、本ブログの絵にかいたような、直線上のくぼみがありますし、直線自体が斜めになって見え、
私としてはどれほど回復したのかわかりません。
「複視が手術前からあったのか?」「手術しなかったら、今頃どんな状態なのか?」
と答えのでない問ばかりが頭に浮かんできます。
うつろさんも黄斑上膜になって手術を悩まれているのでしょうか?
人それぞれ、目の状態が違うので何とも言えません。
しかし、もし、手術前の私にアドバイスするならば、
「手術は、できる限り先延ばしにした方がいいよ」と言いたいです。
うつろさんにとって、最善の選択ができることを願っています。
Saruki様、ご丁寧な返信いただきましてありがとうございます。
私の場合は何だかわからないのですが、明らかに歪んで見えています。しかも両目です。
しかし眼科医で眼底を診た限りでは異常はないと言っています。ただ、微かに白い部分があると言っていまして、私は膜ができ始めているのではないかと思っています。
現段階ではどうにかなっている状態で、手術までは考えていません。
仕事でどうしてもモニターを見るのですが、例えれば昔の立体写真みたいな感じに見えています。
でも日常はどうにかなっています。ここで止まってくれればと思っています。
手術の結果は人によってそれぞれのようで、必ずしも期待ばかりはかけらませんね。
そちら様も少しでも良くなられる様にお祈りしております。