【商品レビュー】井上糀店 手作り味噌キット

50歳も半ばになって、人生初のみそ作り。

以前から興味があったのですが、日々の忙しさにかまけてなかなか作れずにいました。地元の農家さんが作るお味噌に満足していたのも理由のひとつ。

今回重い腰をあげて、アメリカ人の旦那と一緒に手前味噌を作りました~!

味噌を作るにあたって調べたことなどをシェアしたいと思います。

手作りみそキット

みそ造りは意外と簡単。材料は、大豆、糀、塩の3つだけ。それも、大豆を煮て、糀・塩と混ぜるだけ。

今回は初めてということもあるので、みそ造りキットなるものを購入して挑戦してみました。

ネットで調べると結構売っています。お店によって配合などに差があり、迷う、迷う。

例えばこんなお店が・・・

池田屋醸造合名会社

手作り味噌材料「まぜるだけ」米味噌 出来上がり5Kgセット(容器なし):2,998円 

池田屋醸造合名会社
所在:熊本県熊本市
創業:寛政4年(1792年) 

セールスポイント:大豆がもうすでに煮てあるので本当に混ぜるだけです。

グーグルサーチすると一番上に出てくる池田屋さん。手作りキットにかなり力を入れている印象があります。サイト上で手前味噌分量計算もできます。

麦みそ、玄米味噌、減塩味噌など種類のことなるキットを販売。容器も別売あり。

キットで慣れてきたら、豆、糀、塩を自分好みで購入できます。麹レシピも豊富。

マルカワみそ株式会社

有機栽培 手作り味噌セット(中辛) 白米麹 出来上がり3Kg(容器なし):2,673 円 

マルカワみそ株式会社 
所在:福井県越前市 
創業:1914年12月(大正3年)

セールスポイント:オーガニック・有機栽培の麹と大豆。

主に、米麹と玄米麹を使用(麦麹もあり)。その中で、甘口、中辛などを選べます。すでに仕込んだ味噌も販売。家で熟成させるようです。

Youtubeなどでも積極的にみそ造りを配信。情熱を感じます。

大阪屋こうじ店

手作り京白セット(短期熟成甘口味噌)出来上がり2.5Kg(容器なし):2,330円

大阪屋こうじ店
所在:京都府舞鶴市
創業:文化元年(1804年)

セールスポイント:京都らしい白みそキット。熟成期間がわずか30日。

寛永年間に大阪から京都に移り住んだらしい。だから京都にあるのに「大阪屋」。煉瓦室上蓋製麹法(れんがむろうわぶたせいきくほう)で、三日かけて一つ一つ手作り。

有限会社垣崎醤油店

島根の材料で醸す手づくり有機玄米糀味噌セット 出来上がり3kg(容器なし):4,860円

有限会社垣崎醤油店
所在:島根県邑智郡
創業:大正10年

セールスポイント:お醤油がメイン。島根県産有機玄米を使用した“有機玄米こうじ”を使用して、お醤油だけでなく、お味噌も製造。

「育てる味噌セット」も販売。家で熟成させるだけ。

小泉麹屋

あなたも味噌職人 出来上がり4kg(容器なし):4,356円

小泉麹屋
所在:神奈川県横浜市
創業:明治元年

セールスポイント:伝統的な手作り製法で、麹づくりを続けている。

米味噌、合わせ味噌、麦みそから選べます。価格は同じ。講習会なども積極的に開催。

他にもたくさんあります

百川味噌株式会社(新潟県)みそ造りセット(4Kg・容器付き)2,822円
株式会社 米五(福井県)手作り味噌セット(5.3Kg・容器付き)4,320
サクラカネヨ(鹿児島県)味噌屋の手作り麦味噌セット(5Kg・容器なし)4,320円(雑貨も可愛い)
河村糀屋(三重県)
手作り味噌セット 米みそ20歩麹 甘口(4Kg・容器なし)2,470円
南日味噌醤油株式会社(富山県)簡単味噌作りセットB 塩切大豆5kg・麹2kg(容器なし)4,498円(仕込み味噌や自分好みの配合で作ってくれる制度あり)
マスヤミソ(広島県)手作り味噌セット(1.7Kg・容器あり)3,000円
有限会社 糀屋本店(大分県)手作り味噌セット(4Kg・容器なし)4,600円 手作り甘酒キットあり。他にも「キスケ麹パワー」等興味深い商品あり。

それぞれ、自分が住んでいたり、馴染みのある都道府県のものを試してみてもいいですね。

井上糀店

最終的に購入したのは井上糀店さんの3キロキット。

井上糀店
所在:高知県高岡郡
創業:文政元年(1818年)

井上糀店さんは、高知県高岡郡四万十町にある糀・味噌専門店。

購入の決め手①見た目

いや~。たくさん調べた結果、何がいいのかわからなくなったのが正直なところ。

どこも、長く引き継がれた自社糀をつかっています。大豆やお塩も品質のいいものなの。

味見ができないネットサーチで、何が一番違うかといえば、やっぱり見かけ。

井上糀店さんのキットは野田琺瑯を採用。そのうえ、なんかシンプルなロゴマークまで貼ってあっておしゃれ。琺瑯つき5キロのキットは10,000円と、上記にあげたキットの中ではバツグンに高価です。

でも、家の中に長く置いておくものなので、やはりこういう事も譲れない要素ですよね。戸棚を開けるたびに、黄色のような黄土色のようなプラスチックのバケツが置いてあるのは少し気分が下がる。

特に、Youtubeビデオを撮るとなると気になります。

デザインマーケティングが効いています。

購入の決め手②昔ながらの手作り糀。

井上糀店さんに限らず、どこのお店もそれぞれ引き継がれた麹菌を大切にしている。

井上糀店さんでは、本当に家族と近所のおばちゃんだけで作っているようです。ほっかむりに割烹着姿のおばちゃんたちが、ゴザの上でお米を広げている写真を見ると、「なんだかんだ言いながら、楽しそうだなあ」とほっこりします。

建物の壁にも麹菌が住んでいるような気がします。

おばちゃんたちが手間暇かけて作ってくれていて、ビジネス感が少ないのもいいですよね。

購入の決め手③応援したくなる

7代目店主は大手半導体会社にエンジニアとして20年勤務後に実家の家業を継いだ女性。全く環境の違う自然豊かな四万十川での再出発。そういうのを読むとなんだか応援したくなります。

ブログで垣間見る景色からすると、自然豊かな小さな町のような気がします。素朴な街と人々の姿。糀文化を広げたいという経営者の想い。そういうモノに惹かれます。

以上、味噌造りキットを井上糀店さんにした理由です。

味噌造りは、50半ばにして初めての経験。吉と出るか凶とでるか・・・。美味しい味噌に仕上がることを楽しみに、半年待つこととしましょう。

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