アラフィフになってやっと自分の生命保険を理解した話
50代、女性。
ほとんどの人が生命保険に入っているのでしょうか?
私は、約16年前に生命保険および医療保険に入り、今も保険料を払い続けています。
ちゃんと保険の外交員さんから説明をうけて理解して加入したつもりでしたが、見直してみるとよくわからないことが・・・。
保険を見直そう!
お金のことに疎かった私ですが、仕事をやめて収入がなくなり、お金の大事さを再認識。
情報を集めているうちに巡り合ったのが「リベラルアーツ大学」というサイト。
両学長と名乗る謎の会社経営・投資家がお金のことについて柔らかな声で語ってくれるYoutubeチャネルです。
このYouTubeチャネルでは、経済的自由を手に入れるために、「貯める力」「稼ぐ力」「増やす力」「守る力」「使う力」を身に着けるためのありがたいお話が満載です。
「貯める力」とは支出を減らす力。
節約にも通じるのですが、電気をこまめに消して年間で数千円抑えようというものではありません。
小さな出費ではなく、大きな固定費を見直して、支出を減らす方が効率的なのです。
固定費のひとつが「生命保険」。
私は、下記のビデオを見て生命保険の見直しに開眼したのでした。👁👁
両学長の意見を簡単にまとめると、保険をかけるよりも自分でお金を運用(7%)した方が良いという話です。
積立利率変動型終身保険ってなんだ?
私が加入している生命保険はソニー生命の「 積立利率変動型終身保険 」。
このYoutubeチャンネルを見ると、「積立型生命保険」というのは、両学長がいうところの「もっとも損する生命保険」らしい。
がび~ん😱
加入当時は「掛け捨て」の保険がもったいない気がして、「積み立て」なら「保障」と「貯金」が一緒にできるものだと思っていました。
しかし、いざ解約を考えると、私がどれほど保険をわかっていないのかがよくわかりました。
私の保険の概要は以下の通り。
●加入年 2004年(16年継続中。払い込み終了まであと5年)
● 保険料 約12,210円/月(今までの払い込み額約246万円、残り約73万円)
● 積立利率 2%(過去16年同じ)
● 死亡時の保険金 500万円
● 2021年現在の解約払戻金額 約221万2692円
毎年、「ご契約内容のお知らせ」はがきを眺めながら・・・。
「解約払戻金額」というのが「貯金」部分なんだろな~。しめしめ、200万円以上も貯まってるぞ!
60歳で保険料を払い終えたら、この200万円がもらえて、なおかつ死んだら500万円の保険金も子供に残せるのよね。
と、お気楽な私が考える一方、慎重な私が問いかける。
でも「解約」と書いてあるから解約しないともらえないんじゃないの?
解約したら、死亡保険金500万円はもらえるのかしら?
ソニー生命さんに聞いてみよう!
結局よくわからないので、ソニー生命さんに電話して聞いてみました!
お忙しい中親切に答えてくれた担当者さま、ありがとうございます。
すみませ~ん。「解約返戻金」って、やっぱり文字通り、解約したらもらえるお金なんですか?
そうですね。今解約されますと、 約221万円がお手元にかえってきます。
解約するってことは、死んだ時に500万円の保険金はもらえないんですか。
はい、解約されるた時点から保険金は支払われないことになります。
それじゃあ、解約せずに60歳で保険料の支払いが終わったら、解約払戻金はどうなるんですか?
60歳以降は保険料の支払いはなくなり、保障は一生続きます。ただし、解約しない限り、解約払戻金はそのままお預かりになります。
60歳以降も解約払戻金は運用されて、いつの時点でも解約すれば払い戻されますよ。
半分だけ解約して、解約払戻金の半分を受け取り、250万円の保険金を死亡時にもらうようにすることもできますよ。
なるほど。
よくわかりました。
保険金をもらうためには解約払戻金はあきらめなければならないようです。
そんなことも知らずに16年間コツコツ払い続けていたとは、なんとおめでたい奴でしょう。
解約するべきか、しないべきか?
さて、ここから少しややこしい話。
はたして、両学長が言うように、保険商品を買わず自分で運用した方がいいのでしょうか?
ソニー生命に毎月12,210円を払い続けて2%で運用してもらった結果、貯まっているお金は、約221万円。
もし、この12,210円を自分で運用していたら・・・。
毎月の積立額12,210円 × 利回り2% × 16年 = 約276万円
この時点で保険に入ることで約50万円の損失です。
もちろん、ソニー生命も手数料等を差し引いた残りを運用しているのでしょうから仕方ありません。
しかし、もし両学長が言うように、7%で運用できていたら・・・
毎月の積立額12,210円 × 利回り7% × 16年 = 約430万円
2倍近くになっていました。
そのまま運用を続けると、私が60歳になるころには・・・
毎月の積立額12,210円 × 利回り7% × 21年 = 約697万円
これで、子どもに残す500万円は達成し、200万円近くのお小遣いまでもらえことになります!
自分で運用すればよかったじゃん!となるところですが、問題もあります。
7%の運用
金融知識0の私が7%の運用などできたとは思えません。🤔
60歳未満で死亡
もっと、若いころに死んで😇いたとしたら、運用が追い付かず、500万円は残せません。
両学長は、若くして死ぬ可能性が低いこと、そして自身の運用能力から動画にあるような見解を述べていると思います。
それに共感して生命保険を解約するかどうかは自分で考えなければなりません。
すべてが可能性のはなしですから、「安心を買う」という意味では保険に入るのがいいのかもしれません。
運用が得意な人は保険を買わずに「自分で増やす」のがいいかもしれません。
私の場合は、知識・経験がありませんが投資にも興味があるので、もう少し色々な人の意見を聞いて解約の是非を考えてみようと思います。
とりあえず、自分の加入している保険がどんなものなのかわかっただけでもよかったです。
50女の心得
あなたが加入している保険、理解していますか?