「老い」と「時間」
何もしていないのに時間がどんどん経つ。
手帳を使って時間管理などをしてはいるものの
手帳に書いた通りにいくことは、 ほとんどない。
最近、「なるほど」と思う「時間」についての話を少し。
「身体の動き」と「時間の流れ」
大人になると時間の進み具合が
子供のころに比べて早く感じるとよく言われる。
実際私も「何もしていないのにもう1年が終わる」症候群におちいっている。
なぜそう感じるのかについては諸説あるらしいけど、
「ジャネーの法則」というのが有名らしい。
「ジャネーの法則」を簡単に言うと、
50歳の人間にとって一年の長さは人生の50分の1。
5歳の人間にとっては5分の1となる。
つまり、50歳の人にとっての10年間は、5歳の人にとっての一年間にあたるということ。
50年間という長さに対して1年が短く感じるということのよう。
また別の説では、人は何か新しい事をするとき、
一生懸命考えたり、苦労してやり遂げたりして
強く意識に残り、時間が長く感じる。
反対に、慣れてしまうと何も考えなくなり
気が付くと終わっているように感じる。
子どもの頃は常に新しい出会いと発見の繰り返しだけど、
大人になると経験値が増え、なかなか目新しい出来事がなくなるので時間が早く感じるようだ。
何か新しいことをやってみるのは大切なのね。
両方とも「なるほど」と思える考察。
他にもたくさんの説があるようだが、
先日、たまたま見たテレビのコメントに納得することがあった。
それは「身体の動き」と「時間の流れ」の関係。
年齢を重ねると当然のことながら動きが鈍くなる。
10代の頃のように50メートルを8秒前後で走れないのはもちろんのこと
座ったり立ち上がったりするのも昔よりきびきびできない人も多いはず。
例えば、
テレビのチャンネルを拾い上げる行為。
20歳の頃は1秒で出来ていたことが
50歳になると2秒かかるとする。
単純に計算すると、1日で出来ることが20歳の頃に比べて2分の1になるのだ。
だから、昔のようにやりたい事がたくさんあっても
半分しかできずに1日が終わってしまう。
結果、「何もせずに今日が終わった」イコール「時間が早く過ぎる」ように感じるのだ。
「楽しい時間」と「体の時間」
もう一つの話は、「若さの秘訣」に関係する話で🤩
「楽しい時間」がどのように身体に影響するかという話。
息子の請け売りだけど・・。
「楽しい時間はあっという間に過ぎる」という経験は誰もがしてると思う。
この「あっという間に過ぎる」時間の流れは、身体の細胞にも影響するらしい。
具体的に言うと、
大好きなスキーを8時間楽しんだとする。
あまりにも楽しくて10分ぐらい経ったとしか思えなかったとすると、
身体も10分しか老いていないというのだ。
だから、毎日楽しく暮らしている人は年齢よりも若々しくなるというのだ。
なるほど。
その真意のほどはおいといて、
最近話題のタキミカさん(91歳のフィットネスインストラクター)などを見ていると
この説も合っているとしか思えない。
老いの言葉「面倒くさい」
「時間」とは関係ないのだが
「面倒くさい」という言葉は「老い」を象徴する言葉かなとこの頃思う。
先日の母との会話。
友達とランチに行きたいよ。
行ったらいいやん。車で送り迎えしてあげるよ。
でも、面倒くさい・・・。
もちろん若い子も
「チョ~メンドクサイ」なんて言っているのをよく見るけど、
それは「やりたくない事」を避けているだけ。
「やりたいこと」が面倒くさく思えたら「老い」への危険信号かなと思う。
しかし、振り返ると自分も同じようなことをしている。
以前私が書いたバケットリストが一つも消化できていないのがその証拠ではないか!?
「新しくてワクワクすることを面倒くさがらずにする!」
家訓として紙に書いて貼っておかないと・・・。
50女の心得
「新しくてワクワクすることを面倒くさがらずにする!」なんでこんな素晴らしいことができないんだろう?