ボケの始まり!?一人息子を忘れそう。
一人息子が大学入学を機に一人暮らしを始めてはや半年が過ぎました。
独り立ちした息子を誇りにおもい、寂しさを埋めるための努力をした結果、たまにふっと思うのです。
「本当に、あの男の子と18年もの年月を一緒に過ごしたのかなあ」と・・。
全てが夢だったような感じがしないでもない・・。
ボケてきたんでしょうか?!
子離れするためにやったこと
35歳という高齢出産ボーダーラインで授かった一人息子。そりゃ、かわいくないわけがありません。
とてもおしゃべりで反抗期もなく、家を出るまでは会話の絶えない仲良し親子。
子供が小さい時、幼児教育にたずさわる人からこう言われたことがあります。
「愛情をいっぱい受けて育った子供ほど、独り立ちが早い」と。
その通り、 大学入学とともに、通学1時間圏内にもかかわらず、「一人暮らしがしたい」とあっさり独立。
「寂しくて泣き暮らす」なんてことは避けたかったので子離れするためにがんばりました。
趣味を増やした
1.資格にチャレンジ
英検1級合格という目標をたて勉強中
2.登山学校に入会
たまたま見つけた1年間の登山講習会に入会。
コロナ禍で友人と山登りできず。かといって、初心者一人で登るのは無謀。
卒業するころには、地図も読めるようになって、低山ならひとりでも大丈夫になるでしょう。
3.投資を始める
以前から母の影響で興味のあった株式投資。
とりあえず、銀行に預けっぱなしの余剰資金でNISAで投資信託と2社の株を購入。IPOにも毎回申し込み。
旦那との楽しく過ごせるようにした
1.旦那とのお出かけ回数を増やした
ここ数年は息子の部活イベントで週末はほぼ観戦ばかり。
それはそれで楽しかったのですが、ふたりで美味しいものを食べに行ったり、小旅行に出かけたりする機会を増やしました。
2.テニスの回数を増やした
50歳ごろから二人で始めたテニス。
週に1回のレッスンだけでしたが、知り合いも増えてきたので、グループでコートレンタルをして週2回に。
お友達も増え、テニスの話もできるのでグッド。
3.ジグソーパズルを買った→失敗に終わる
昼間はなんやかやと時間を潰せても、食後の旦那とふたりの時間がつらい。
旦那の提案もあり、ジグソーパズルを買って二人でやってみることにした。
しかし、これは失敗。
旦那はあまりお気に召さなかったようで、私一人でせっせせっせとする羽目に。
4.海外ドラマ
ジグソーパズル作戦が失敗したので、やっぱりテレビを見ることに。
アマゾンプライムとネットフリックスでドラマを見まくっています。
とりあえずなんでもやってみる
1.ブラスバンドのコンサートにフルートで参加!
古い友人から「今度、ブラスバンドのコンサートをするから演奏してみないか」というお誘いがありました。
6年ほど前にフルートを習い始めたのですが、2年ほど前体調を崩して仕事をやめた時に、レッスンもやめてしまいました・・・。
音が出るかどうかも怪しい状態でしたが、二つ返事で引き受け練習再開。
今年の9月になんとかコンサートを無事におえることができました。
新しい出会いもあり楽しく過ごすことができました。
他にも、知人からお誘いがあれば、感染対策をして、できるだけ行くようにしました。
そんなこんなで忙しく過ごしていると・・・
子供のことを忘れそうになった!?
上記の努力に加え、最近ますます両親に必要とされる(介護)ようになり、忙しく過ごしているおかげで、スーパーでわが子を思い涙があふれそうになることもなくなり、寂しさも薄れてきました。
旦那と結婚した当時の日々に戻っただけ。
そんなある日、アメリカの義母から日用品などの物資が送られてきました。
その中に数枚、息子が小さかった頃の写真が。
「かわいい!!!」
と思った瞬間、こんなかわいい小さな男の子と20年近くも一緒に暮らしたことが信じられないような気持になったのです。
20年といえば結構長い時間です。
それが一瞬のうちに消えてしまったような感覚。
もちろん、息子は心身ともに立派に成長して一人で頑張っているし、時折は顔を見せてくれてお土産話をたくさん聞かせてくれます。
でも、なんとなく、それまでの年月がぽっかり消えてしまったような気がして、息子を遠い存在に感じていまうのです。
あんなにギューギューしたのに。
あんなに、チューチューしたのに。
あんなに、スリスリしたのに。
息子は確かに今も電車で1時間の所に住んでいて決して忘れはしないけど、息子との20年間が確かにあった日々として実感できない。
息子との思いでを忘れないように
そこで、ちょうど義母から送られてきた可愛らしい息子の写真を写真立てにいれて身近な場所に置くことに。
ああ、かわいい。ああ、かわいい。
覚えてる。覚えてるよ。
初めてのインスタントタツゥーにドヤ顔。
ネクタイ姿にはにかんだ七五三。
確かに、一緒にいたね。一緒に楽しいこと一杯したね。
本当にかけがえのない幸せな日々だったね。
50女の心得
あの日々さえ胸にしっかり抱いていれば、子離れできそう