夫婦ふたりで新緑のMIHO MUSEUMへ

3月末に一人息子が一人暮らしを始めてはや2か月。

寂しさも随分安らいだのだけれど、新たなモヤモヤが・・・。

実は、旦那がほぼリモートワークで家にいる。

私もずっと家にいる。

二人の人間がほとんど出かけることもなく2か月家に缶詰状態だとどうなるかご存じですか?

話すことがなくなる。

だめだ。

何かしなくては!

どこかに出かけなくては!

ということで、噂に聞いていた滋賀県の美術館、MIHO MUSEUMに行ってきました。

MIHO MUSEUM

MIHO MUSEUM ウェブサイト

場所、開館時間、入館料等その他の情報については上記ウェブサイトが一番正確なので見てくださいね。

私たちは🚗で行きました。

近隣には陶器の町信楽町やゴルフコースもたくさんあり、比較的整備された道路ですので安心してください。

ただし!私たちはポンコツナビのおかげで恐ろしい道に案内されてしまったので😫、あくまでもメインストリートを行くようにしてください。

MIHO MUSEUMの所蔵美術品は創立者・小山美秀子さんが40年以上に渡って集められたもので、茶道具、神道・仏教美術、書画、陶磁器、漆工など多彩な日本美術からエジプト、ギリシャ等世界の古代美術がメインです。(季節によって特別展も開催されます。)

美術品も貴重なものですが、美術館の建物🏛も素晴らしい。

この建物中国系アメリカ人のI. M. Pei(と彼の会社)さんによるものです。

私はまったく知りませんでしたが、あのルーブル美術館のガラスのピラミッドと言えば「あ~、あれ」と言う人も多いはず。

そして、立地。🏞

この美しいの中にポツンと建つ近代的な建物の中に飾られた美術品

この3つが揃っていることが、MIHO MUSEUMが愛される理由だと思います。

何もせずにベンチで過ごすことができる人なら十二分にこの美術館を楽しむことができると思います。

お下品な私は「こんなすごい美術館を建てた小山美秀子さんはさぞかしお金持ちなんだろうな」と考えてしまいます。

ちょっと調べてみたのですが、どこかの財閥の娘だの、旦那がどこかの社長だのという情報は見当たりませんでした。

しかし、大阪船場で商いを営む河崎家の次女であり、明治の時代に東京の高校に進学したというので、恵まれた生活をしていたことは間違いないでしょう。

その後、彼女は、岡田茂吉さんという哲学者を教祖とする神慈秀明会という宗教団体を創設します。

神慈秀明会の教えのひとつに「美による感化」というものがあり、「美しいものに触れ、感性を豊かにすることで、人々の情操を高める」という観点から建てられたのがMIHO MUSEUMなのです。

MIHO MUSEUMの近隣には神慈秀明会の神殿や鐘があります。

夫以外と話しました!

出かけたのは5月も終わりの爽やかな土曜日

ドライブ中はほとんど車を見かけなかったのに、美術館敷地にはいると結構車が停まっていました。

一番奥にある立体駐車場に車を停めるて外に出ると、美術館への方向を見失ってしまったと思ったら、前方に3人組を発見。

3人組についてエレベーターに乗ったら、美術館への通路ではなく、なぜか立体駐車場の2階に着いた。

「ここじゃないですね。」「わかりにくいですね」「たぶんエレベータじゃないですね」などと微笑みあう。

ああ、夫以外の人と話したのは久しぶり。

美術館を出た後にも、カメラを何台も抱えた若者が数人集まっていました。

結構ハイスペックカメラや重厚なジンバル

むむ。🤔

ただの観光ではない趣き。

底辺Youtuberの端くれとしては声をかけない術はない。

「すごい装備ですね。Youtuberですか?」と声をかけてみた。

「ははは。いいえ。仕事なんですよ」というお兄ちゃんたち。

どう見ても大学生だったのでびっくりしたが、「どこのカメラですか?」とちゃんと私のカメラのことも聞いてくれた。

優しい人たち。

ああ、夫以外の人と話したのは久しぶり。

実際には、この2か月の間に息子を訪ねたり、両親の様子を見に行ったりしているので少し大げさな表現になるけれど、なんか「社会的な活動をした」気分でした。

自分で書きながら情けない感😥否めない・・・。

リハビリ必要です!

人間って病気で長く入院したりすると足腰が弱くなる

筋肉が落ちて足が細くなってします。

家にずっとこもっていると身体は太り気味だけど、頭の回転と口の動きが鈍くなるような気がする。

言葉がでてこなかったり、舌がまわらなかったり。

私の場合、翻訳業をしていた頃も感じていたが、このコロナ禍でさらにひどくなったような気がする。

もともと英語を話すのはへたくそだったが、拍車がかかった。

単語が出てこないし文法もめちゃくちゃだ。

わたしのバケットリストである「旦那の家族と冗談を英語で言い合う」という望みとは程遠い。

何とかしなくてはいけない。

こういう場合ってどんなリハビリが効くのかな。

本を音読したり、早口言葉でも練習した方がいいのかな。

しかし、旦那がずっと家にいるので一人でブツクサ言うのも恥ずかしい。

読者のみなさんは「旦那と話したらいいやん!」と思うだろうが、それができないから悩んでいるのだ。

話さずして話す練習をする・・・🙄どうやって!?😨

本でも読んでみるか。

50女の心得

夫婦の会話もスキルが必要。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です