エッグノッグと鹿

年明け一番のYouTube動画は、クッキング動画となりました。

2021年1月12日。久々に雪が積もった日。

「YouTuberとしては絶好の取材日」と自分を奮い立たせ、奈良公園へ向かいました。

特にあてもなく「いい写真が撮れるといいな」ぐらいの気持ちで行くと、同じように雪景色の中の鹿を撮影しに来たカメラマンがゴロゴロ。というか、カメラマンしかいないんじゃないかと思うほど。

雪景色の鹿だけお見せしてもつまらないので、クッキング動画と合体させてみました。

今回は、エッグノッグ

数限りなくあるレシピの中で、今回は、Simply Recipesを参照しました。

エッグノッグを飲みたくなった方は是非お試しあれ。

材料

・卵の黄身:6個分(軽い感じがお好みなら4個分でもOK)
・砂糖:3/4カップ(甘さ控えめがお好みなら1/2カップでもOK。動画は1/2カップ)
・牛乳:2カップ
・ホールクローブ:2本
・シナモン(粉末):少々
・生クリーム:1カップ
・ナツメグ(粉末):小さじ1
・バニラエッセンス:適量
・お酒(ウィスキー、バーボン、ラム等):大さじ4 杯

作り方

日本語

1.大きなボウルで、手動または電動の泡だて器を使い、卵の黄身が白っぽくなるまで混ぜる。少しずつ砂糖を加え、その都度よく混ぜる。高速で混ぜる、またはフワフワになるまで泡立てる。

2.底の厚いソースパンに、牛乳、クローブ、シナモンを混ぜ合わせる。中火でゆっくりと温める。湯気があがるぐらいがいいが、沸騰させてはいけない。

3.半量の牛乳をゆっくり卵に加えて卵と牛乳を混ぜ合わせる。この時、絶えず泡だて器で混ぜ続けること。混ぜ合わせたものをソースパンに戻す。

4.エッグノッグ液を中火にかけ、常に木のスプーンでかきまぜる。しばらくすると、エッグノッグ液が少しトロっとして、スプーンの裏側に張り付くようになる。調理用の温度計があるのなら、華氏160度(摂氏約70度)になるように火加減しましょう。エッグノッグ液が沸騰すると固まってしまうので、沸騰させないように注意しましょう。(固まってしまった場合でも、ミキサーで攪拌するとなんとかなります)。

5.火からおろし、クリームを入れて混ぜ合わせる。

6.エッグノッグ液を漉し器に通して、クローブや熱による固形物などを取り除く。1時間ほど冷ます。

7.バニラエッセンス、ナツメグ、ウィスキーを入れて混ぜる(子供用のエッグノッグの場合は酒類を省いてもよい)。冷やす。

英語(Simply Receipeレシピを解説)

1-1. In a large bowl, use a whisk or an electric mixer to beat egg yolks until they become somewhat lighter in color.

大きなボウルで、手動または電動の泡だて器を使い、卵の黄身が白っぽくなるまで混ぜる。

whisk:いわゆる昔からある「泡だて器」。

electric mixer:電動の「泡だて器」。

Beatビートは音楽で「ビートを感じる」等、よく耳にする単語ですね。お料理の世界では、「泡立てる」「攪拌する」という意味に使われます。特に、卵をシャカシャカ切るように混ぜる時はbeadが使われます。

become somewhat lighter in color:直訳すると「いくらか色が明るくなるまで」ですが、日本語ではよく「白っぽくなるまで」という表現が使われると思います。

1-2. Slowly add the sugar, beating after each addition. Beat at high speed or whisk until fluffy.

少しずつ砂糖を加え、その都度よく混ぜる。高速で混ぜる、またはフワフワになるまで泡立てる。

2-1. Combine the milk, cloves, and cinnamon in a thick-bottomed saucepan.

底の厚いソースパンに、牛乳、クローブ、シナモンを混ぜ合わせる。

saucepan:「ソースパン」とは、厳密に言うと、「直径16cm前後の片手鍋」だそうな。

2-2. Slowly heat on medium heat until the milk mixture is steamy hot, but not boiling.

中火でゆっくりと温める。湯気があがるぐらいがいいが、沸騰させてはいけない。

steamy hot:steamは「湯気、蒸気」ですが、湯気が実際に挙がっているかどうかをみる必要はありません。「アツアツ」という表現になる時もしばしばなので、熱いことに越したことはありませんが、冷たい牛乳でも作る事はできます。

3-1. Add the eggs by slowly adding half of the hot milk mixture into the eggs, whisking constantly while you add the hot mixture.

半量の牛乳をゆっくり卵に加えて卵と牛乳を混ぜ合わせる。この時、絶えず泡だて器で混ぜ続けること

hot milk mixture:「牛乳とクローブ、シナモンを合わせた液」のこと。2行目に出てくるhot mixtureも同じものを指すと思います。

Add the eggs by:単に「Slowly add half of the hot milk mixture into the eggs」でもいいと思いますが、何か思うところがあったのでしょうねえ。

3-2. Pour the mixture back into the saucepan.

混ぜ合わせたものをソースパンに戻す。

the mixture:「卵と牛乳を合わせた液」のこと。

4-1. Cook the eggnog on medium heat, stirring constantly with a wooden spoon, until the mixture begins to thicken slightly, and coats the back of the spoon.

エッグノッグ液を中火にかけ、木のスプーンで常時かきまぜる。しばらくすると、エッグノッグ液が少しトロっとして、スプーンの裏側に張り付くようになる。

wooden spoon:木製のスプーンを使うのはソースパンと擦れてキーキー音を防ぐためかと思われます。木べらやシリコン製でもいいでしょう。

4-2. It helps to have a candy thermometer, but not necessary; if you have one, cook until the mixture reaches 160°F.

調理用の温度計があれば便利ですが、なくても大丈夫。持っている場合は、華氏160度(摂氏約70度)になるように火加減しましょう。

candy thermometer:「調理用温度計」。

4-2. Do not allow the mixture to boil, or it will curdle. (If the mixture does curdle you may be able to save it by running it through a blender.)

エッグノッグ液が沸騰すると固まってしまうので、沸騰させないように注意しましょう。(固まってしまった場合でも、ミキサーで攪拌するとなんとかなります)。

Do ~, or(命令文+or):文法問題なんかによく出てくるやつですね~。「~しなさい、さもないと」というやつです。きちんと訳出はしていませんが。

curdle:名詞「curd」は「牛乳や山羊、水牛などの乳に、酸やキモシンなどの酵素を作用させてできる凝固物のこと」(Wikipedia)とあります。curdの動詞形がcurdle。本件では、卵と牛乳の液を加熱することでモロモロに固まってしまうことを言います。

by running it through:「run … through」で「さっと通り抜けさせる」。転じて「さっと(機械に)通す」という意味でも使われる。この場合、「it」は「the mixture(エッグノッグ液)」で「エッグノッグ液をさっとミキサーに通すことにより」➡「エッグノッグ液をミキサーでかき混ぜると」ということになります。

5. Remove from heat and stir in the cream.

火からおろし、クリームを入れて混ぜ合わせる。

stir in:思わず「クリームの中で混ぜる」と言ってしまいそうだが、stir in Aで「Aを(液体に)混ぜる」という意味。

6. Strain the mixture through a mesh strainer to remove the cloves and any curdled bits that may have formed. Let cool for one hour.

エッグノッグ液を漉し器に通して、クローブや熱による固形物などを取り除く。1時間ほど冷ます。

mesh strainer:漉し器

7.   Stir in vanilla essence, nutmeg, and whisky (feel free to omit for kid-friendly eggnog). Chill. 

バニラエッセンス、ナツメグ、ウィスキーを入れて混ぜる(子供用のエッグノッグの場合は酒類を省いてもよい)。冷やす。

feel free:「自由に〜する、遠慮なく〜する」という意味。

kid-friendly:「-friendly(フレンドリー)」は、色々な単語の後につけることにより、「~に適した」「~に優しい」等の意味になります。よく聞く「エコフレンドリー」は「環境に優しい」。

その他

エッグノッグは通常冷やして飲みます。クリスマスの時などに大きなボールにいれて皆で皆で楽しむそう。

From “Harried Houswife blog

今回のレシピでは、カップ4杯分しかできなかったので、これだけの量を作るとなると相当な量の卵がいりますね。

また、私は温かいまま飲みました。お酒も結構入っているので、冷え切った心と身体にきく~~!

日本にも「卵酒」というのがありますが、エッグノッグは「飲むカスタードクリーム」という感じです。甘いものが大好きなあなたは是非お試しあれ!

50女の心得

幸せは、卵と砂糖でできています。

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