塩キャラメルブラウニー
またまたブラウニーを作ってしまいました。
私のような料理下手でも簡単に作れるブラウニー。
糖分が疲れた体中に染みわたる。
今回は、甘さの中にも、キャラメルの苦みと塩を効かした秋を感じるレシピです。
いつもと違う、わたくしのノスタルジックな映像もお楽しみあれ!
今回のブラウニーは、アメリカのレシピブロガーAllison(アリソン)さんのCelebrating Sweetsのブラウニーにひと手間加えた一品です。
現在アリゾナ在住のアリソンさん。素敵な旦那様とお子さん2人と共に暮らしていらっしゃいます。
「食べ物って何かをお祝いする時に欠かせないものだなあ」という思いから、Celebrating Sweetsというタイトルにしたそう。
いままで作ったブラウニーは、バターにチョコレートを溶かしたものでしたが、今回は、無糖ココアと植物油を使います。
どんな食感になるでしょうか?
材料
<ブラウニー>
・無糖ココア:2/3 カップ
・砂糖:1と1/2 カップ
・塩:小さじ1/2 杯
・小麦粉:1 カップ
・インスタントのエスプレッソ:小さじ1 杯(無くてもよい)
・チョコレートチップ:3/4 カップ(ミルクチョコでもセミスウィートでもよい)
・卵:3 個(できれば大きいもの)
・植物油:1/2 カップ
・水:大さじ2 杯
・バニラエッセンス:適量(バニラエクストラクトの場合は小さじ2杯)
・市販のキャラメル:25個
・生クリーム:小さじ2 杯
<トッピング>
・砂糖:150g
・水:大さじ2杯
・生クリーム:100cc
作り方
日本語
1.オーブンを約180度に予熱する。20cm×20cmの型にアルミホイルかクッキングシートを敷き、2辺から少しはみ出るようにしておく(こうしておくと、簡単に型からブラウニー全体を持ち上げることができます)。アルミホイルまたはクッキングシートに軽く油を敷く。
2.大きなボウルに、ココア、砂糖、塩、小麦粉、インスタントのエスプレッソ、チョコレートチップを合わせる。よく混ぜる。たまご、油、水、バニラを加えて、ゴムのスパチュラで混ぜ合わせる(かなり重たい生地になります)。
3.ブラウニー生地の半分をすくって、用意した方に入れ、均等な層となるように広げる。
4.電子レンジ対応のボウルに包装紙をとった市販のキャラメル25個と生クリーム大さじ2杯を入れる。時折混ぜながら、20~30秒単位で加熱。キャラメルが溶けて完璧に滑らかになるまで繰り返す。キャラメルソースを型に入れたブラウニー生地上に均等に注ぐ。
5.キャラメルの上に、残りのブラウニー生地をのせる。私は、ブラウニー生地をスプーン一杯づつ型全体に落としてから、慎重に抑えて/広げて、均等な層になるようにします。
6.ブラウニーがしっとりしつつ全体に火が通るまで、オーブンで35~42分焼きます。焼きすぎないように気を付けて。オーブンから取り出し、冷却用の網にのせ、トッピングをする前に30分冷ます。
7.鍋にグラニュー糖と水を入れて中火にかけ、水分を飛ばす。飴状にり、徐々に茶色く色づき、カラメルのこげた香りがして、泡が大きくなりはじめたら火を弱め、好みの色になる手前で火からはずして余熱で調整。鍋に生クリーム(乳脂肪分35%)100ccを沸かし、3回くらいに分けて少しずつ加え、しっかりと混ぜ合わせてなめらかになったらできあがり。
英語(アリソンさんの英語レシピを解説)
1. Preheat oven to 350°F. Line an 8×8 square pan with foil or parchment paper, leaving a couple inches of overhang on two sides (this will allow you to lift the whole tray of brownies out of the pan for easy removal).
オーブンを約180度に予熱する。20cm×20cmの型にアルミホイルかクッキングシートを敷き、2辺から少しはみ出るようにしておく(こうしておくと、簡単に型からブラウニー全体を持ち上げることができます)。
FはFahrenheit(華氏)。アメリカでは華氏をつかいます。華氏350度は摂氏176度。今回は180度に設定しました。ちょっと温度が上がる分、時間は短めにした方がよいです。
leaving overhang:”overhang”は動詞だと「《かぶさるように》 …の上に差し掛かる[張り出す, 突出する, たれさがる]」。名詞だと「張出し, 突出(部)」という意味。ここでは名詞となり、つまり、型の縁から張り出したアルミホイルまたはクッキングシートのこと。それをleave(そのままにする、残しておく)ので「縁からはみ出したアルミホイルをそのままにしておく」。
1-2. Lightly grease the foil/parchment.
アルミホイルまたはクッキングシートに軽く油を敷く。
grease:”grease”は「グリース、潤滑油、油」。動詞として、「油を塗る」という意味。
2-1. In a large bowl combine cocoa powder, sugar, salt, flour, espresso powder, and chocolate chips.
大きなボウルに、ココア、砂糖、塩、小麦粉、インスタントのエスプレッソ、チョコレートチップを合わせる。
今回動画で使用したチョコレートチップは、これ。
チョコレートチップには焼き菓子用に溶けないタイプのものもあります。これは、「焼き菓子やおやつに」という表示でした。
2-2. Whisk until combined.
よく混ぜる。
whisk:Longman辞書には、”to mix liquid, eggs etc very quickly so that air is mixed in, using a fork or a whisk(フォークや泡だて器を使って、液体や卵などを空気を混ぜ込むように素早く混ぜる)”とあります。他の辞書を参照しても「素早く混ぜる」というのが肝なので、必ずしも泡立てるということではない。粉類だけで泡立てられるわけもなく、アリソンさんは「泡だて器でまぜるといいよ」というのが言いたかったのかも。
2-3. Add eggs, oil, water, and vanilla and stir with a rubber spatula until combined (it will be fairly thick).
たまご、油、水、バニラを加えて、ゴムのスパチュラで混ぜ合わせる(かなり重たい生地になります)。
「ゴムのスパチュラ」とご指名があったようです。動画では、泡だて器でそのまま混ぜてます。スパチュラは以下のようなもの。
3. Scoop half of the batter into the prepared pan and spread into an even layer.
ブラウニー生地の半分をすくって、用意した方に入れ、均等な層となるように広げる。
batter:つい、「バター」と勘違いしてしまいそうだが、これは「小麦粉・卵に牛乳[水]を加えてどろどろに混ぜ合わせたもの」の意味で、日本語では「生地」かな。
scoop:名詞では、スコップや、ひしゃく、大匙など、またはそれらの「ひとすくい」。動詞になると「すくう」こと。「特ダネをスクープ」するのスクープも同じ。全く違う意味に聞こえるが、語源は同じ。
4-1. Place 25 unwrapped caramels and 2 tablespoons cream in a microwave safe bowl.
電子レンジ対応のボウルに包装紙をとった市販のキャラメル25個と生クリーム大さじ2杯を入れる。
unwrapped caramels:”unwrap”は「(包んだものを)あける」という意味。手作りで綺麗にラッピングされたキャラメルをいただく機会はそうそうないので、「市販のもの」と考えていいでしょう。
4-2. Cook in 20-30 second increments, stirring occasionally, until the caramels are melted and completely smooth.
時折混ぜながら、20~30秒単位で加熱。キャラメルが溶けて完璧に滑らかになるまで繰り返す。
stir:「かき回す」「攪拌する」という意味。くるくる回すイメージ。
4-3. Pour the caramel sauce evenly over the brownie batter in the pan.
キャラメルソースを型に入れたブラウニー生地上に均等に注ぐ。
5-1. Add the remaining brownie batter on top of the caramel.
キャラメルの上に、残りのブラウニー生地をのせる。
5-2. I drop spoonfuls of batter all around the pan, then carefully press/spread it into an even layer.
私は、ブラウニー生地をスプーン一杯づつ型全体に落としてから、慎重に抑えて/広げて、均等な層になるようにします。
spoonful:「スプーン一杯分」という意味があります。”a spoonful of sugar”なら「スプーン 1 杯分の砂糖」。
6-1. Bake for 35-42 minutes, until the brownies are baked through, but still fudgy.
ブラウニーがしっとりしつつ全体に火が通るまで、オーブンで35~42分焼きます。
fudgy:”fudge”という砂糖菓子のようなものがあります。キャラメルのようなチョコレートのようなお菓子。そのお菓子の食感があるものを「ファッジー」といいます。ファッジは以下のように作るようです。
6-2. Be careful not to over bake.
焼きすぎないように気を付けて。
6-3. Remove from the oven and place on a cooling rack to cool for 30 minutes before proceeding with the topping.
オーブンから取り出し、冷却用の網にのせ、トッピングをする前に30分冷ます。
cooling rack :「冷却ラック」。いわゆる網です。型に入れたままだと余熱で調理されてしまうので、型から出す方がいいです。なければ、お皿の上でもOK。
トッピングは、アリソンのレシピではなく、日本のレシピを参考にキャラメルソースをつくりました。
補足
・焼き型の大きさによって焼き時間を加減してください。私は、またしても、焼きすぎたのか、少しスポンジケーキ感がでてしまいました。
・今回は、お徳用キャラメルでキャラメルソースを作ってみましたが、思っていたような結果を得ることができずませんでした。違うキャラメルを使っていたら違う結果が得られたかも。色々試してみてください。
・出来上がったブラウニーは冷蔵庫で保管。食べる時に、一食分ずつ電子レンジで少し温めてください。キャラメルがトロっとして美味しくなります。
YouTube動画作成裏話
料理の動画を何本か作りましたが、再生回数まったく伸びず!
それもそのはず、料理の専門家どころか、料理が好きでさえない。
料理を作りながら、色々おしゃべりして楽しませることもできない、話し下手!
ということで、今回はVlog風にやってみました。
まあ、これも中途半端で誰の興味もそそらないだろうなあ。
でも、編集するのが面白いので、また工夫してやってみたいと思います。
50女の心得
撮り方を工夫すれば、なんとかなる!