安くてスタイリッシュ【シャープ オーブンレンジ】レビュー

 約20年ぶりにオーブンレンジを買い替えました。新しいオーブンレンジ、「シャープ ワイドフラット オーブンレンジ 18L PLAINLY ブラック RE-WF18A-B」の使い心地をご報告します!

購入の経緯

1.使っていたオーブンレンジが壊れた

 2年ぐらい前から、サーモスタットがあまり働いておらず、飲み残しのコーヒーを自動であたためると、マグマのようにドクドクと沸くことがよくあった。注意しながら使っていたが、スタートボタンを押してもスタートせず、電源を抜いたり入れたりしたら使えた時もあったが、3日ほどでご臨終…。約20年もよく働いてくれたよ…。ありがとう。

20年ほど前に購入したパナソニックのオーブンレンジ(5~6万円だった記憶がある)

2.欲しいものがはっきりしていた

 2年ほど前から怪しげな動きをしていたものだから、その頃から次に買うオーブンレンジを考えていた。過去の経験から、使う機能は、冷凍ご飯、お弁当のおかず等の「あたため」。オーブンとしても使うが、年に10回あるかないか。グラタンをよくするのだが、最近はもっぱらトースターを使って焦げ目をつけている。その方が予熱も要らず早い。パンなどの凝ったものも作らないし、唐揚げなどをする予定もないので、高機能なものは必要ない。ということで狙っていたのはこれ。

 バルミューダのオーブンレンジ。最低限の機能でスタイリッシュ。お値段は少し高めだが見た目の美しさに一目ぼれ。ずっと、これを買おうと思っていた。

 しかし、その気持ちにストップをかけたのがこれ!

これは、アラジンのトースター。これも見た目のかわいさに惹かれて1年ほど前に購入。ちゃんと、トーストできるのだが、お手入れ面で問題がある。食品を載せるワイヤー部分が固定されていて取り外しができない。そのうえ、ワイヤーが2cmほどの隙間を空けて配置されているため、手を入れることができず内部の掃除ができないのだ。(現在は、ワイヤー幅が7~8cmで手を入れられる。また、取り外し可能なグリルネットがついている)

 これに気が付いた時、「やはり家電を知り尽くしたメーカーでないからわからんかったんか!」と思ったものだ。性能はもちろん大切だが、どんどん汚くなるトースター内部をじっと見ているしかないなんて!

 その経験から、同じ家電新参者のバルミューダに対する視線も厳しくなった。そして口コミやレビューを徹底調査。その結果、温めに相当なムラがあるという人が多いことがわかった。☆5つを付けている人は、とりあえず箱からだしただけの人がおおく、使っている人ほど少し後悔しているようだった。

 その検索途中で見つけたのが、これ。

 シャープのスタイリッシュオーブンレンジ。シンプルな機能におしゃれでマットな外観、バルミューダを意識して作られたことは明らかだが、家電メーカーとしての安心感もあるし、お値段もバルミューダよりかなりお安い。

 ほとんどこれに決めかけていたのだけれど、一応口コミをチェック。すると、一つ気になることが。みなさん口をそろえて仰るには「音がうるさい」ということ。オーブンを使うとずっとカチカチ音がなると多くの人が言っています。

 また、量販店3軒回ってみたのですが、この機種をおいている店が1件もなく更に気持ちが萎えていきました。そして、お店で実物を見て最終的に購入したのが、冒頭にお知らせした シャープ ワイドフラット オーブンレンジ 18L PLAINLY ブラック RE-WF18A-B。

レンジは「あちゃ~」、オーブンはGood!

1.レンジ機能

 レンジは、自動と手動がある。自動でなにも考えずにボタンを押すだけでもできるし、「冷凍食品」や「牛乳・酒」などのメニューと個数を選べば温度と時間を自動で調節してもくれる。手動でワット数と時間を調整して温めることもできる。いたって普通でシンプル。

 温めムラに関しては、20年の時を超えはるかに進歩していると期待していた私には少々期待外れだった。温め時間も以前より長く感じるし(以前の物はサーモスタットがぶっ壊れてたので一概に言えないが)、凍らしたラザニアの温めも3回しなければ芯まで温まらなかった。

 お弁当用に冷凍ブロッコリーを1つだけ自動で温めてみると、やたら時間がかかり、途中でドアをあけると水蒸気がモクモクしていた。

 以前のパナソニックには、加熱後の食品温度を設定できる機能があった。カチカチのアイスは30℃に設定しておくと食べごろになったのだが、このレンジにはその温度設定はできない。ワット数と時間で調整しなければならない。

 温めが終わると音がして終了するのだが、「延長」という文字が液晶に現れる。温まっていなければ時間を設定すれば延長できるという訳だ。「延長」の文字は、「とりけし」ボタンを押さなければ1分間消えず、連続して別の食品を温める場合は、「とりけし」ボタンをいちいち押さなければならない。

 レンジの音は静かな方だと思うが、温めで庫内が熱くなると、終了後もしばらくファンが回っている。これはまあ気になるほどでもない。

2.グリル機能

 グリル機能はいわゆるオーブントースターと同じ。上部のヒーターをつかって食品を焼く。温度調節はできない。裏返す必要あり。

3.オーブン機能

 オーブンの温度は、40度、110℃~250℃まで設定可能。パンの発酵などには40℃を使えばいいそうだ。

 オーブンを使ってブラウニーを焼きました。その様子はこちらをご覧ください。

 同メーカー「 スタイリッシュオーブンレンジ 」の口コミにあったようなカチカチとした音はなく、とても静か。

 ヒーターが上部に1本なので、中央部分が焼けやすいようですが、それは表面だけで、オーブンの熱で全体的に焼けるので問題はありませんでした。

 また、以前のオーブンレンジでオーブン機能を使うと、その後の冷却時間が結構長かったが、こちらは比較的早く冷却してくれたように思う。すぐにレンジを使いたい時などには、非常にありがたい。

4.お手入れ

 なにせ、以前のオーブンレンジは20年前の物。ターンテーブルがついていました。今回のオーブンレンジはフラットタイプなので非常にお掃除しやすいです。

 今はまだ新品なので1日1回は拭き掃除をしようと心に誓っています!

5.まとめ

 スチームオーブンやウォータオーブン、唐揚げや蒸し料理などなど、いろんなことができるオーブンは不要と思って、シンプル機能を選びました。その点は満足しています。ただ、安い買い物をするためにシンプルにしたのではないのです。レンジ機能が最高ならば、10万円だしてもかまわない。そんなオーブンレンジがあったらいいな。

 しかし、外見はシンプルで美しく、長く使うことで慣れてくることもたくさんあると思います。20年後にはまた新しいオーブンレンジの文句を言っているかもしれないですよね。仲良くやっていきます。

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