大台ケ原アラフィフひとり旅
アラフィフ、登山初心者、大台ケ原に一人で行ってきました。
大台ケ原情報・アクセス
どんな山?
奈良県吉野郡上北村にある大台ヶ原は、日出ヶ岳や大蛇嵓など主要な展望地がある東大台と、原生的な森林が広がる西大台の2つに大別されます。
手つかずの原生林というのが大台ケ原の魅力。しかし、それが見られる西大台は入山許可が必要で、私のような初心者が1人で行けるところではありません。
しかし、東大台のコースは、ほとんどの場所で歩道が整備されており、登山というよりもハイキング気分で気軽に歩けます。
お出かけになる時は、各ホームページで最新情報を入手してください。
吉野熊野国立公園 大台ケ原:http://kinki.env.go.jp/nature/odaigahara/west_odai/west_odai_index.html
上北村山:http://vill.kamikitayama.nara.jp/kanko/tanoshimu/odaigahara/
アクセス
電車で行く場合は、近鉄大和上市駅からバスとなります。
このバスがくせ者で、1日に行きと帰りの1往復しかありません。それも、片道約2時間。
行きと帰りのバスの間は、約4時間半ほどあるので、東大台のコースを回るには問題ありません。
ちなみに私は、
朝5時半 起床
6時20分 出発
8時30分 近鉄大和上市駅到着
9時00分 大台ケ原行きバス出発
10時50分 大台ケ原到着
(大台ケ原散策)
15時30分 大和上市駅行きバス出発
17時20分 大和上市駅到着
19時頃 帰宅(帰りは、特急に乗ったので早く帰られました)
バス代が片道2050円もするので、近鉄電車が販売している「大台ヶ原 探勝日帰りきっぷ」を購入。近鉄電車乗車券とバスがセットになっています。乗り入れる駅によって金額は変わってきますが、私の場合、1000円(片道の電車台ぐらい)ほどお安くなりました。
ただし、大きな駅で事前に日にち指定で購入しなければなりませんので、天気予報をみながら、決行間近に購入するのがベスト。(キャンセルの場合、160円で払い戻しはできます。)
私が行った日は、平日でしたが、一人が隣り合う二席を使えるような人数でした。
もちろん車でも行けます。観光バスも停められる大きな駐車場があります。
ただ、車で行った人の情報によると、紅葉の時期は非常に混雑するらしく、駐車場は早朝にいっぱいになり、1~2キロほど離れた下降に路駐することになるそうです。
いつ行くのがいい?
私は、2020年10月27日(火)に行きました。思い立ってから、一番早く行ける日がその日だったので決めましたが、まあまあベストだったのではないかと思います。
天候に注意!
大台ケ原は雨が多い事で知られています。そして、標高も高いので、街中とは気温がかなり違います。
私は、Yamapというアプリで、登山者からの情報を読んでいましたが、私が行った10月27日の前の週末(つまり2~3日前)は、「風も強く、冬のような寒さだった」と皆さん言っておられました。写真を見ても、手袋、ニット帽、モンベルの上下をしっかり身にまとう人ばかり。
登山初心者の私は、冬用はもちろん、ちゃんとした登山着も持っていません。スパッツの上にヨガパンツ、ヒートテックアンダーシャツの上に無印のカットソー、そして息子が着なくなった「湘南乃風」パーカーをはおり、風除けになるようなウィンドブレーカーとシャカシャカパンツを息子から借りてカバンに詰め込みました。
しかし、不安をよそに、当日は快晴!気温も21度まで上がり、歩きだしてすぐ「湘南乃風」を脱ぎました。結局、ウィンドブレーカーを着ることもなく、快適なハイキング!ラッキーでした。
紅葉には遅かったらしい。
と、歩くのにはベストな日だったのですが、紅葉はちょっと中途半端な感じでした。
確かに、美しい紅葉もあるのですが、ガイドブックにあるような鮮やかな紅葉には巡り合えませんでした。
上記写真にもある「大蛇嵓」には、「先週もきた」という観光客がいらっしゃったのですが、その方の話によると「先週の方がきれいだった」ということです。
気温は毎年変わるので、「この日にくればいい」とは言いきれませんが、例年の見ごろは10月中旬から10月下旬だそうです。
行ってよかった
今回の旅の目的は、YouTube撮影を勉強するためでした。
動画の冒頭にもありますが、憧れのYouTuberの動画そっくりな物を作ろうと準備して行ってきました。
結果、動画編集の勉強になりました。
でも、一番行ってよかったと思う事は、「ひとりでできるもん」ということを確認できたことかな。
私は、大学卒業以来、ずっと会社で働いてきたし、結婚してからも自営業として翻訳の仕事をずっとしてきたので、自分の事を「自立した女性」と思っていました。
でも、今回、一から十まで全部一人でやってみて、結構人に頼って生きてきたことを思い知りました。旦那はもちろんの事、友達とどこかに行くときも行く店を任せたり、頼ってきたことが多かったと気付きました。
それはそれで、お互い助け合って生きていくわけだから問題ないんですけど、久しぶりにすべての事を一人でやり切ってみる達成感みたいなものを味わいましたね。
旅行の工程をすべて考えたり、1人で三脚を立てて自撮りしたり、腕時計とにらめっこして時間配分を考えるなんてことも久しぶりだったなあ。
ただ、登山は、知識と経験が必要なので、おごることなく地道にやっていきたいと思っています。
50女の心得
50にして自立を考えてみる。